
高橋コレクション日比谷 オープン記念
「草間彌生展」
2009年4月25日(土)−7月26日(日)
高橋龍太郎が現代美術のコレクションを本格的に始めるきっかけとなったのが、1998年に草間彌生の油彩の絵画作品を購入したことでした。それ以降、高橋は草間の作品を収集し続けています。
本展では、そのコレクションを始めるきっかけとなった赤のインフィニティ・ネット(無限の網)の油彩『No.27』(1997年)をはじめ、アクリルによるペインティング作品『INFINITY-NETS[BBAT]』(2008)、紙にグワッシュで描かれた『Nets Obsession』(1950s-1964))など、無限の網を描いた油彩、アクリル、水彩、グワシュ、版画の作品をご紹介します。
現在、草間はドット(水玉)の作品によるイメージが広く浸透していますが、インクや水彩、パステルなど繊細な表現による作品も数多く制作しています。水彩とインク、パステルにより描かれた『Star[星]』(1954年)は、草間が57年に渡米する前に制作した貴重な初期作品です。本展では、紙に水彩やインク、パステルで描いた50年代の作品や、帰国後に制作した70年代のコラージュ作品などをご覧いただけます。
立体作品も、ソファーが無数の銀色の軍手で覆われた『手のアキュミレーション(ソファー)』(1980)、網目に覆われたミロのヴィーナスとペインティングによる『STATUE OF VENUS OBLITERATED BY INFINITY NETS(Y)』(1998)、『鏡の部屋 No.3』(1964-1986)などを展示します。
初期から近作まで、水彩、インク、パステル、グワッシュ、コラージュ、版画、油彩、アクリル、立体など多様な約20点の展示で、草間彌生の世界をお楽しみください。
草間彌生の歴史を知りたい。

野村仁 「変化する相 -時・場・身体」
国立新美術館
2009年05月27日 ~ 2009年07月27日
野村仁(のむら・ひとし)は、1945(昭和20)年、兵庫県に生まれた現代美術家です。野村は、1960年代末から、いち早く写真を使った美術表現に取り組み、巨大なダンボール箱やドライアイスなどの固体物がゆっくりと形を変え、その様相を変化させていくさまを写真で記録し、「重力」や「時間」を眼に見えるかたちで示す作品で注目を集めました。
野村は、そうした物の変化を観察するなかで、「物が今ここに在るとはいかなることか」や、「物や時間によって成り立っているこの世界とは何なのか」に関心を持ち、やがて、その眼差しの対象を、地上の現象から、空や宇宙、DNAへと広げ、深めていきました。
太陽や月の運行の軌跡が美しい形を創り出すことを発見し、いま地球に届いている銀河の光が実は化石になった植物が生きていた時代に生まれたものであることの不思議さなどに魅了された野村は、それを写真だけでなく、映像や音、さまざまな媒体を使って表現してきました。その意味で、野村はマルチメディア・アーティストの先駆けでもあります。今回の展覧会は、そうした野村仁の40年近くにおよぶ活動を振り返る、東京では初めての大規模な回顧展です。
初めて月や太陽で絵を描いた人だと思う。
地球って面白い、本当に。
宇宙って不思議。
魚眼レンズが欲しくなった。

